ガイドハンド

がいどはんど

ガイドハンドとは、シュートを打つ際に利き手とは反対側の手を指し、ボールを安定させ方向を導く（ガイドする）役割を果たす手のことです。右利きのシューターであれば左手、左利きであれば右手がガイドハンドとなります。正しいシュートフォームでは、ガイドハンドはボールの側面に軽く添えるだけで、実際にボールを押し出す力は利き手（シューティングハンド）から加えます。ガイドハンドの役割は、シュートモーションの開始時にボールをバランスよく保ち、リリース直前までボールの安定性を確保することです。よくある誤りは、ガイドハンドで過度にボールを押してしまうことで、これによりシュートの回転が不均一になったり、方向がずれたりします。優れたシューターは、リリースの瞬間にガイドハンドがボールから自然に離れ、利き手だけでボールを押し出します。シューティングコーチは、選手のガイドハンドの使い方を注意深く観察し、過度な関与がないか確認します。「ガイドハンドはガイドするだけ」という原則は、シューティング指導の基本中の基本です。