バスケットボール用語辞典

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コンプレッションウェア

こんぷれっしょんうぇあ

コンプレッションウェアとは、身体に密着して適度な圧力をかける伸縮性の高いウェアのことである。バスケットボールでは、ユニフォームの下に着用されるアンダーウェアとして広く使用されている。主にコンプレッションタイツ(レギンス)、コンプレッションシャツ、スリーブなどがある。コンプレッションウェアの主な効果として、筋肉のサポートと安定化、血流促進による疲労軽減、筋肉の微細な振動を抑えることによるエネルギー効率の向上、保温効果、そして軽度の擦り傷や接触からの保護などが挙げられる。科学的な効果については議論があるものの、多くの選手が体感的なメリットを感じており、心理的な安心感も大きい。素材はスパンデックスやポリエステルなどの伸縮性のある合成繊維で、吸湿速乾機能を持つ。NBAでは、アレン・アイバーソンスリーブを着用したことで人気が広まった。現在では、怪我からの回復をサポートする医療用のコンプレッションウェアから、ファッション性を重視したデザインまで多様な製品がある。カラーはユニフォームと調和する黒や白が主流だが、一部の選手は派手な色やパターンを好む。コンプレッションウェアは、パフォーマンス向上と怪我予防の両面で現代バスケットボールに欠かせないアイテムとなっている。