スイープアンドスウェイ

すいーぷあんどすうぇい

スイープアンドスウェイとは、ポストやペリメーターでボールを受けた後、ボールを低い位置から大きく弧を描くように「スイープ（掃くように）」持ち上げながら、同時に体を横に「スウェイ（揺らす）」してシュートを放つ技術を指します。この動作により、ディフェンダーとの距離を作り、ブロックを避けながらシュートスペースを確保できます。特にポストプレーにおいて、タイトなマークを受けている状況で有効です。ボールを低い位置から掃くように持ち上げることで、ディフェンダーがスティールやブロックを試みることを難しくします。同時に体を傾けることで、さらにシュートスペースを拡大します。コービー・ブライアントやポール・ピアースなど、中距離シュートの名手たちがこの技術を効果的に使用しました。ただし、この動作は「ナチュラルシューティングモーション」の範囲内で行う必要があり、過度に足を蹴り出したりすると、オフェンスファウルやノーコールとなる可能性があります。近年、NBAではこの動作でのファウルコールの基準が厳格化されています。