スタンダードデビエーション
すたんだーどでびえーしょん
スタンダードデビエーション(標準偏差)は、統計値のばらつきや分散の程度を示す統計学的指標で、バスケットボール分析にも応用されます。リーグ全体の平均値からどれだけ個々の選手のパフォーマンスが離れているかを測定し、選手の相対的な位置づけを理解するのに役立ちます。例えば、得点のスタンダードデビエーションが大きい選手は、試合ごとのパフォーマンスに一貫性がなく、波があることを示します。逆に小さければ安定したパフォーマンスを示します。高度な統計分析では、2標準偏差以上平均から離れた選手は例外的に優れている(または劣っている)と評価されます。シューティング精度の分析でも、試合ごとのFG%のスタンダードデビエーションから選手の一貫性を評価できます。Zスコアの計算にも使用され、統計的に有意な差を判断する基礎となります。