センターサークル
せんたーさーくる
センターサークルとは、バスケットボールコートの中央、センターライン上に描かれた円形のエリアを指す。直径は通常3.6メートル(12フィート)で、試合開始時のティップオフ(ジャンプボール)を行う場所として使用される。センターサークルはコートを視覚的に二分する重要なマーキングであり、オフェンスとディフェンスの領域を明確に区別する基準点となる。試合開始時には、ティップオフに参加する両チームの選手1名ずつがこのサークル内に入り、他の選手はサークルの外に位置する。また、各クォーターの開始時やヘルドボール後のジャンプボール(ルールによる)もこのエリアで行われる。センターサークルは単なる装飾ではなく、ルール上の重要な機能を持つコート上の基準点であり、試合の公平性を保つための重要な要素となっている。プロリーグでは、チームロゴがこのエリアに描かれることも多く、ホームコートのアイデンティティを表現する場所としても機能している。