フロッピング
ふろっぴんぐ
選手が実際よりも大げさに倒れたり、接触の影響を誇張したりして、相手のファウルを誘発しようとする行為。英語の「flop(パタンと倒れる)」に由来する。軽い接触で大きく吹っ飛んだり、全く接触がないのに倒れたりすることで、審判を欺いてファウルコールを引き出そうとする非スポーツマン的な行為とされる。NBAでは2012-13シーズンから、フロッピングに対する罰則制度を導入し、試合後のレビューで判明した場合、段階的に罰金が科される。1回目は警告、2回目以降は罰金額が増加していく。特にチャージングを誘発するための演技や、シュート時の過剰なリアクションが問題視される。一方で、正当な接触によって倒れることと演技を見分けるのは難しく、審判の判断が重要となる。フロッピングは試合の公正性を損なう行為として批判される一方、スマートなプレーとして擁護する意見もある。現代バスケットボールではクリーンなプレーが推奨され、フロッピングは減少傾向にある。