リストリクテッドエリア
りすとりくてっどえりあ
リストリクテッドエリアは、バスケットの真下を中心とした半円形の制限区域を指す英語表記で、日本語では制限区域と訳されます。NBAではバスケットから半径4フィート(約1.22m)、国際ルール(FIBA)では半径1.25mの半円として床に描かれています。この区域内では、ディフェンダーが既に守備位置を確立していても、ドライブやダンクを試みるオフェンス選手との接触でチャージングファウルは成立せず、通常はブロッキングファウルとなります。この規則は2003年にNBAで導入され、ゴール下での攻撃的なプレーを促進し、ゲームのスピード感とダイナミズムを高める目的がありました。リストリクテッドエリアの存在により、ディフェンダーは単にゴール下に立っているだけでは不十分で、より早いタイミングでポジションを取るか、ブロックショットを狙う必要があります。この規則は審判の判定において重要な視覚的基準となり、ビデオ判定でも頻繁に確認される要素です。