レンジファインダー
れんじふぁいんだー
レンジファインダーとは、試合開始直後や長時間シュートを打っていない後に、自分のシュートレンジ(飛距離)や感覚を確認するために打つシュートを指します。カメラの距離計(レンジファインダー)のように、「今日の自分の調子や距離感」を測定する意味があります。多くのシューターは、ウォームアップ後でもコートの実戦環境では感覚が異なるため、試合序盤に比較的オープンな状況で一本シュートを打って、その日の感覚を確かめます。このシュートの成否によって、その後のシュート選択が変わることもあります。成功すれば自信を持ってより積極的に打ち、ミスした場合は少し様子を見るか、より確実な位置からのシュートを選択します。また、ベテラン選手は、アリーナの照明、リムの堅さ、床の感触など、会場ごとの微妙な違いを感じ取るためにもレンジファインダーショットを活用します。コーチングの観点では、選手が試合のリズムを掴むための重要なプロセスとして認識されており、特にシューターには早い段階で良いシュートチャンスを作り出すことが推奨されます。