アッパー
あっぱー
アッパーとは、バスケットシューズのソール(靴底)を除く上部全体を指す部分のことである。アッパーは足を包み込み、サポートし、保護する役割を担っており、シューズのフィット感、通気性、耐久性、そして見た目の美しさを決定する重要な要素である。アッパーに使用される素材は多様で、天然革、合成革、メッシュ、ニット素材、フライワイヤー、フライニットなど、各メーカーが技術革新を競っている。伝統的には革素材が主流だったが、現代では軽量性と通気性を重視した合成素材やエンジニアードメッシュが一般的になっている。アッパーの構造には、足を固定するためのシューレース(靴紐)システム、かかとを安定させるヒールカウンター、側面のサポートパネルなどが含まれる。一体成型のニットアッパーは、シームレス(縫い目なし)で軽量かつ快適なフィット感を提供する最新技術である。また、アッパーには選手やチームのロゴ、カラーリング、デザインが施され、機能性だけでなくファッション性も重視される。適切なアッパー素材とデザインは、足の形状に合わせた最適なフィット感とサポートを実現し、パフォーマンス向上に貢献する。