バスケットボール用語辞典

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リング

りんぐ

リングとは、バスケットボールにおける得点対象となる円形の枠のことで、正式にはバスケット(リム)と呼ばれる。リングは直径45cmの鉄製の円で、バックボードに取り付けられており、床からの高さは3.05m(10フィート)に設定されている。リングにはネットが取り付けられており、ボールがリングを通過したことを視覚的に確認しやすくしている。リングの構造は、ダンクなどの強い衝撃に耐えられるよう設計されており、現代のリングの多くはブレイクアウェイリムと呼ばれる、圧力がかかると少し曲がって衝撃を吸収するタイプが採用されている。シュートの際、リングに当たって跳ね返ったボールの軌道を読むことは、リバウンドを取る上で重要なスキルとなる。また、「リングを攻める」という表現は、ペイントエリアに積極的に攻め込むプレースタイルを指す。リングは単なる得点装置ではなく、バスケットボールというスポーツの象徴的な存在でもある。