バスケットボール用語辞典

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アップアンドアンダー

あっぷあんどあんだー

アップアンドアンダーとは、シュートフェイクで相手を飛ばせた後、ディフェンダーの下をくぐり抜けるようにステップして得点する技術を指します。ポストプレーの基本技術の一つで、「アップ」はシュートフェイクで上方向に誘い、「アンダー」はその下を通り抜ける動作を意味します。ケビン・マクヘイルやティム・ダンカンなど、歴代の偉大なポストプレーヤーたちが得意とした技術です。実行手順は、まずポンプフェイクシュートフェイク)でディフェンダーをジャンプさせ、相手が空中にいる間に軸足を使って相手の横をステップスルーし、レイアップフックシュートフィニッシュします。この技術の成功には、説得力のあるシュートフェイク、素早いステップワーク、そしてコンタクト下でのフィニッシュ能力が必要です。また、ディフェンダーの反応を読む高いバスケットボールIQも求められます。ファウルを引き出しやすい技術でもあり、アンドワン(ファウルをもらいながら得点)のチャンスも多くなります。現代でもポストスコアラーにとって必須の技術として教えられています。