バスケットボール用語辞典

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オンオフスタッツ

おんおふすたっつ

オンオフスタッツは、特定の選手がコート上にいる時(オン)といない時(オフ)のチームパフォーマンスを比較する統計手法です。通常は100ポゼッションあたりの得失点差で測定され、「オン時のネットレイティング」から「オフ時のネットレイティング」を引いた値が選手の影響力を示します。例えば、選手Aがオン時にチームのネットレイティングが+8.0、オフ時が-2.0なら、その選手の影響は+10.0ポイントとなります。この指標は選手の代替不可能性や真の価値を評価するのに有効で、スター選手だけでなくベンチプレーヤーの貢献も測定できます。ただし、一緒にプレーするチームメイトの質や対戦相手の強さにも影響されるため、サンプルサイズと文脈の考慮が重要です。現代NBAローテーション決定や契約交渉で重視される指標となっています。