バスケットボール用語辞典

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ポゼッション

ぽぜっしょん

チームがボールを保持している状態、またはその回数を指す用語。1回のポゼッションは、チームがボールを獲得してから、相手チームにボールが渡るまでの攻撃の機会を意味する。シュートが決まった場合、ターンオーバーが発生した場合、相手にリバウンドを取られた場合などにポゼッションは終了する。現代バスケットボールの戦術分析では、ポゼッション数を基準とした統計が重視される。例えば、100ポゼッションあたりの得点(オフェンスレーティング)や失点(ディフェンスレーティング)などの指標が用いられる。試合のペースもポゼッション数で測られ、ポゼッション数が多い試合は「アップテンポ」、少ない試合は「スローペース」と表現される。効率的な攻撃とは、より少ないポゼッションでより多くの得点を挙げることであり、各ポゼッションの価値を最大化することがチームの勝利につながる。ターンオーバーを減らし、質の高いシュートを選択することがポゼッション効率の向上に不可欠である。