バスケットボール用語辞典

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ゴーストアクション

ごーすとあくしょん

ゴーストアクション(ghost action)とは、実際には完遂しないフェイクの動きやプレーパターンを見せることで、ディフェンスを惑わせる戦術的なアクション。ゴーストスクリーンと同様の概念だが、より広範囲の偽装動作を含む。例えば、ピックアンドロールを仕掛けるように見せかけて途中でキャンセルしたり、DHOの動きから急にドライブに切り替えたり、カットする素振りを見せて実際には別の動きをするなど、ディフェンスの予測や準備行動を逆手に取る。ゴーストアクションディフェンスが特定のプレーに対して過剰に反応する傾向を利用し、その隙を突いて本来の攻撃を展開する。高いバスケットボールIQとチーム全体の戦術理解が必要で、相手の守備傾向を分析した上で効果的に使用する。サンアントニオ・スパーズなど、知的なオフェンスを展開するチームが得意とする戦術である。