タイムアウト
たいむあうと
試合中にコーチがプレーを中断し、チームと戦術を話し合うために要求できる休憩時間。バスケットボールでは重要な戦術的ツールであり、流れを変えたり、重要な場面で作戦を確認したりするために使用される。NBAでは各チームに7回のタイムアウトが与えられ、そのうち2回は第4クォーター後半まで持ち越せない。1回のタイムアウトは75秒(または短縮版の30秒)である。FIBAルールでは前半に2回、後半に3回、延長戦に各1回のタイムアウトが認められる。タイムアウトの効果的な使い方には、相手チームの連続得点時に流れを止める、重要な攻撃前に作戦を指示する、選手を休ませる、ファウルトラブルの選手を交代させるなどがある。終盤のタイムアウトマネジメントは試合の勝敗を左右することも多く、コーチの手腕が問われる場面である。また、選手がボールを保持している間にコーチが要求したり、デッドボール時に審判に伝えることで成立する。