バスケットボール用語辞典

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ディシジョンカット

でぃしじょんかっと

ディシジョンカット(decision cut)とは、ディフェンスの位置や動きを瞬時に読み取り、状況に応じて最適なカッティング方向を判断して実行するプレー。決まったパターンではなく、オフェンス選手が自らの判断(decision)でカールカットフレアカットバックドアカットなどを選択する。例えば、スクリーンを使う際にディフェンダーがオーバーしていればカールカット、アンダーしていればフレアカット、強くデナイされていればバックドアカットといったように、ディフェンスの対応を見て最適な動きを即座に決定する。このスキルは高いバスケットボールIQと状況判断力を必要とし、パサーとの意思疎通も重要である。モーションオフェンスやリードアンドリアクトシステムでは、このようなディシジョンメイキングが攻撃の核となる。レブロン・ジェームズやクリス・ポールなど、ゲームを読む能力に長けた選手が得意とするプレーである。