トリプルオーバータイム
とりぷるおーばーたいむ
トリプルオーバータイムは、2回目のオーバータイムでも決着がつかず、3回目の延長戦に突入した極めて稀な状況を指します。NBAでは規定の48分に加えて少なくとも15分以上の延長戦となり、試合時間は1時間を超えることになります。この段階では選手の肉体的・精神的疲労は極限に達し、通常では考えられないほどの出場時間を記録する選手も現れます。両チームのベンチも底をつき、コーチは極限の状態でローテーションを組む必要があります。ファウルアウトする選手も増え、通常はあまりプレー時間を得られない選手にも出場機会が訪れることがあります。トリプルオーバータイム以上の試合は非常に稀であり、バスケットボールの歴史に残る伝説的な激戦として語り継がれます。選手にとっては極度の集中力と体力が要求され、精神的な強さが最も試される場面となります。