バスケットボール用語辞典

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ダブルオーバータイム

だぶるおーばーたいむ

ダブルオーバータイムは、最初のオーバータイムが終了しても決着がつかず、2回目の延長戦に突入した状態を指します。NBAでは各オーバータイムが5分間であるため、規定の48分に加えて少なくとも10分以上の延長戦が行われることになります。この段階では選手の体力消耗が激しく、特にスター選手の出場時間が通常を大きく超えることになります。コーチは限られた選手層の中で、疲労した主力選手を継続して起用するか、フレッシュなベンチプレイヤーに切り替えるかという難しい判断を迫られます。ファウルトラブルの管理もより重要になり、既に4〜5ファウルを抱えた選手は慎重なプレーが求められます。歴史的にはダブルオーバータイムやそれ以上の延長戦は、両チームの粘り強さと精神力を示す激戦として記憶に残ることが多く、選手のキャリアを定義する試合となることもあります。