トリプルスクリーン
とりぷるすくりーん
トリプルスクリーンとは、3人のオフェンス選手が連携して1人のディフェンダーに対してスクリーンをセットする高度な戦術プレー。3人がほぼ同時または連続的にスクリーンの壁を形成することで、ディフェンダーの進路を完全に遮断し、ボールを受ける選手を確実にフリーにする。このスクリーンは特にエリートシューターや得点力の高い選手をオープンにするために使用され、ディフェンスにとっては対応が極めて困難である。インバウンドプレーやラストショットの場面で見られることが多く、限られた時間内に高確率のシュートチャンスを作り出す必要がある状況で効果を発揮する。ただし、3人がスクリーンに参加するため、オフェンスリバウンドやバランスの面でリスクもある。レイ・アレンやレジー・ミラーなど、歴史的なシューターに対してよく使われた戦術である。