バスケットボール用語辞典

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トレードデッドライン

とれーどでっどらいん

NBAにおいて、シーズン中に選手のトレードが可能な期限のこと。通常、レギュラーシーズンの2月中旬に設定され、この日を過ぎると、シーズン終了までトレードができなくなる。トレードデッドラインが近づくと、プレーオフ進出を目指すチームや優勝を狙うチームが積極的に補強を行い、逆に再建中のチームはベテラン選手を放出してドラフト指名権や若手選手を獲得する動きが活発化する。メディアやファンの注目も集まり、トレード市場は大いに盛り上がる。締め切り直前には複数チームが関わる大型トレードが成立することもあり、リーグ全体の勢力図が大きく変わることもある。近年では、ソーシャルメディアの普及により、トレード情報がリアルタイムで拡散され、ファンの関心も一層高まっている。トレードデッドラインを過ぎると、チームは現有戦力でシーズンを戦い抜く必要があり、ロスターの構成がプレーオフの成否を左右する。この期間はGMやフロントオフィスの手腕が問われる重要な局面である。