ドラフト
どらふと
NBAにおいて、新人選手を各チームが獲得するための選択制度のこと。毎年6月に開催され、1巡目と2巡目の合計60人の選手が指名される。ドラフト順位は基本的にレギュラーシーズンの成績が悪いチームから優先的に選ぶ権利を得る仕組みとなっているが、プレーオフに進出しなかった14チームを対象にドラフトロッタリーが実施され、上位3位までの指名権が抽選で決定される。これは意図的な負けを防ぐための措置である。大学バスケットボール(NCAA)や海外リーグ、Gリーグなどから有望な若手選手が指名され、NBAキャリアをスタートさせる。1巡目指名選手には保証契約が与えられるが、2巡目指名選手は必ずしも契約が保証されない。ドラフトでの成功はチーム再建の鍵となり、マイケル・ジョーダン、レブロン・ジェームズ、ティム・ダンカンなど、歴代の偉大な選手の多くがドラフト上位指名を受けている。近年はアナリティクスを活用したスカウティングが主流となっている。