ドリームシェイク
どりーむしぇいく
ドリームシェイクとは、NBA殿堂入り選手ハキーム・オラジュワンが完成させた、複雑なポストムーブの連続技を指します。「ザ・ドリーム」というニックネームを持つオラジュワンが考案したこの技は、フェイク、ピボット、ステップを組み合わせてディフェンダーを翻弄し、最後にフックシュートやレイアップでフィニッシュする一連の動作です。基本的な動作は、ボールフェイクで一方向に誘い、素早いピボットで逆方向に回転し、さらにアップフェイクやステップスルーを加えて、完全にディフェンダーのバランスを崩してから得点します。この技の特徴は、予測不可能な動きの組み合わせで、同じ状況でも毎回異なる展開を見せることができる点です。オラジュワンは身長7フィート(213cm)ながら驚異的な敏捷性とフットワークを持ち、この技術を最高レベルに昇華させました。コービー・ブライアント、レブロン・ジェームズ、ドワイト・ハワードなど、多くのNBAスーパースターがオフシーズンにオラジュワンの指導を受け、ドリームシェイクを学んできました。ポストプレーの芸術性を示す代表的な技術です。