ネット
ねっと
ネットとは、バスケットボールのリムに吊るされる網状の袋のことである。一般的にナイロンや綿などの素材で作られており、リムに取り付けられた12個のフックに引っ掛けて設置される。ネットの主な目的は、シュートが成功したことを視覚的および聴覚的に明確にすることである。ボールがリムを通過してネットを揺らすことで、得点が入ったことが審判や観客、選手にわかりやすくなる。ネットの長さは通常40〜45cm程度で、ボールが通過した後に適度な抵抗を与えてボールの速度を落とし、下に落ちる軌道を安定させる役割も持つ。プロリーグでは白色のネットが標準的だが、特別な試合やイベントでは色付きのネットが使用されることもある。ネットは消耗品であり、使用頻度に応じて定期的に交換される。また、「ネットを揺らす」という表現は、シュートを決めることの比喩としても使われる。屋外コートでは耐候性の高い素材のネットが使用され、チェーンネットが採用されることもある。