バスケットボール用語辞典

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ハーフコートショット

はーふこーとしょっと

ハーフコートショットとは、文字通りハーフコートライン付近、またはそれより遠い位置から放つ超長距離シュートを指します。通常のゲーム状況では、クォーター終了間際やショットクロック終了直前など、時間的制約がある状況で試みられることが多いシュートです。距離は約45~50フィート(約13.7~15.2メートル)以上となり、通常のシュートフォームでは届かないため、胸や腰の位置からボールを両手で投げ上げるような独特のフォームになります。NBAの歴史では、バロン・デイビス、デビン・ブッカー、トレイ・ヤングなどがハーフコートショットを成功させています。統計的には成功率が極めて低いシュートですが、成功すれば3ポイントが入り、試合の流れを大きく変える可能性があります。また、ブザービーターとして決まれば、チームと観客の士気を大きく高めます。練習では、シュートレンジを広げるトレーニングとして、あえてハーフコートショットを練習する選手もいます。エンターテインメント性が高く、NBAオールスターウィークエンドのスリーポイントコンテストでも、ハーフコート付近からのボーナスショットが設定されることがあります。