バスケットボール用語辞典

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ショットクロック

しょっとくろっく

ショットクロックとは、オフェンス側がボールを保持してからシュートを打つまでの制限時間を計測する装置およびルールのことである。NBAでは24秒、FIBAおよび日本のバスケットボールでも24秒、NCAA男子では30秒と定められている。このルールは1954年にNBAで導入され、それまでの極端に遅いテンポのゲームを改善し、試合のスピード感と得点を増やすことを目的としていた。制限時間内にシュートが打たれない場合は「ショットクロックバイオレーション」となり、相手ボールとなる。シュートリングに当たれば時間はリセットされるが、エアボールリングに触れないシュート)の場合はリセットされない。オフェンスリバウンド後やファウル後など、状況によってショットクロックは24秒または14秒にリセットされる。現代バスケットボールでは、ショットクロックマネジメントが戦術上極めて重要であり、残り時間を意識したプレー選択、ラストショットの判断、タイムマネジメントなどが勝敗を左右する。ショットクロックの導入により、バスケットボールは劇的にペースの速いスポーツへと変化した。