バスケットボール用語辞典

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ベテランミニマム

べてらんみにまむ

NBAにおいて、ベテラン選手と契約する際に支払うことができる最低年俸のこと。選手のキャリア年数に応じて金額が設定されており、経験年数が長いほど高額になる。この契約はサラリーキャップの例外規定として認められており、チームがキャップスペースを使い果たした後でも、ベテラン選手を獲得することができる。優勝を目指すチームが、給与面で譲歩してくれるベテラン選手をベテランミニマム契約で獲得し、ベンチ戦力を補強するケースが多い。選手側も、金銭よりも優勝の可能性や役割を重視して、この契約を受け入れることがある。2年以上のNBA経験を持つ選手が対象となり、10年以上のキャリアを持つ選手の場合は年間300万ドル前後となる。この制度により、経験豊富な選手が若手選手の育成に貢献したり、プレーオフ経験をチームにもたらしたりする役割を果たしている。優勝争いをするチームにとって、効果的なベテランミニマム契約の活用は重要な戦略となる。