ペアワイズプラスマイナス
ぺあわいずぷらすまいなす
ペアワイズプラスマイナスは、2人の特定の選手が同時にコート上にいる時といない時のチームパフォーマンスを比較する統計手法です。選手AとBが一緒にプレーした時のネットレイティングと、それ以外の時を比較することで、2人の相性や相乗効果を測定します。例えば、ステフィン・カリーとドレイモンド・グリーンのようなコンビネーションの効果を数値化できます。+10.0以上の値は非常に優れた相性を示し、マイナスの値は相性が悪いか、少なくとも期待されたシナジーがないことを示します。コーチはこのデータを基に、どの選手同士を一緒に起用すべきか判断します。ただし、サンプルサイズが小さいペアのデータは信頼性が低いため、最低でも200分程度の共有プレー時間が必要です。現代の高度な分析ではペアワイズデータが広く活用されています。