バスケットボール用語辞典

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50-50ボール

ふぃふてぃふぃふてぃぼーる

50-50ボールとは、オフェンスとディフェンスのどちらが獲得するか五分五分の状況にあるルーズボールを指す。パスミスやドリブルミス、リバウンドの跳ね返り、タップされたボールなど、両チームの選手が同時に到達できる可能性のあるボールが該当する。50-50ボールの獲得は、純粋な技術や身体能力だけでなく、ハッスル、執念、勝利への意志が問われる場面である。このボールを多く獲得するチームは、統計的に勝率が高く、チーム全体の士気や集中力を示す指標ともなる。50-50ボールへの対応では、瞬時の判断力、低い姿勢での突進、ダイビングを厭わない姿勢が求められる。NBAでは、デニス・ロッドマンやベン・ウォレスのような選手が、50-50ボールに対する圧倒的な執念で知られていた。現代では、マーカス・スマートやパトリック・ベバリーが、このハッスルプレイで評価されている。コーチは試合後の分析で50-50ボールの獲得数を重視し、選手の努力と献身性を測る基準としている。「50-50ボールを制するチームが試合を制す」という格言があるほど、勝敗に直結する要素とされる。