バスケットボール用語辞典

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アンクルブレイス

あんくるぶれいす

アンクルブレイスとは、足首(アンクル)を保護し安定させるために装着するサポートギアのことである。バスケットボールでは、ジャンプの着地、急激な方向転換、相手との接触などにより足首の捻挫が最も一般的な怪我の一つとなっており、アンクルブレイスはその予防と再発防止のために広く使用されている。アンクルブレイスには様々なタイプがあり、レースアップ(紐で締める)タイプ、ストラップタイプ、スリーブタイプなどがある。硬質のプラスチックやカーボンファイバーで補強されたタイプは最大限のサポートを提供し、柔軟な布製やネオプレン製のタイプは動きやすさとサポートのバランスを取る。アンクルブレイスは、足首の過度な内反(内側への捻れ)や外反(外側への捻れ)を制限し、靭帯への負担を軽減する。過去に捻挫を経験した選手や、足首の不安定性を感じる選手が予防的に使用することが多い。一部の選手は両足に、他の選手は片足のみに装着する。シューズの中に装着するタイプと、シューズの上から装着するタイプがあり、前者はローカットシューズと組み合わせて使用されることが多い。適切なアンクルブレイスの使用は、足首の怪我のリスクを大幅に低減すると研究で示されている。