シミーシュート
しみーしゅーと
シミーシュートとは、シュート前に体や肩を小刻みに揺らす「シミー」という動作を加えたシュートを指します。ステフィン・カリーがスリーポイントシュートを決めた後のセレブレーションとしてシミーダンスを披露することで有名ですが、シュート技術としてのシミーは、実際にディフェンダーを惑わすための実用的な動作です。肩や上体を小刻みに左右に揺らすことで、ディフェンダーはシューターがどちらの方向にドライブするのか、あるいはすぐにシュートを打つのか判断しにくくなります。この一瞬の迷いがシュートスペースを生み出します。アレン・アイバーソンやジャマール・クロフォードなど、卓越したボールハンドリング技術を持つ選手がこの動作を効果的に使用してきました。技術的には、ボールを低く保ちながら肩と上体を素早く揺らし、ディフェンダーの反応を見て、シュートかドライブかを選択します。過度に派手な動作は不要で、微妙な体の揺れでディフェンダーのバランスを崩すことが重要です。リズムとタイミングが鍵となる、高度なシュート前の駆け引き技術です。