バスケットボール用語辞典

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スリーポイントシュート

すりーぽいんとしゅーと

スリーポイントシュートは、バスケットボールにおいて、スリーポイントラインと呼ばれる三点弧の外側から打つシュートで、成功すると通常の2点ではなく3点が与えられる得点方法です。NBAでは1979-80シーズンから導入され、当初は奇抜なルールと見なされていましたが、現代バスケットボールでは戦術の中核を成す重要な要素となっています。スリーポイントラインまでの距離は、NBAでは6.75メートル(22フィート)、国際大会では6.6メートルとなっています。ステフィン・カリーやクレイ・トンプソンといった現代のシューターたちは、スリーポイントシュートの精度と射程を革命的に進化させ、バスケットボールのプレースタイルを変えました。現代のNBAチームは、スリーポイントシュートを多用する「スペーシング」重視の戦術を採用しており、1試合あたり30本以上打つチームも珍しくありません。コーナースリーは距離が短く、最も効率的なスリーポイントシュートとされています。ディフェンスを外側に引き出し、インサイドにスペースを作る戦術的効果も重要です。