バックコート

ばっくこーと

バックコートとは、バスケットボールコートを縦に二分するセンターラインを基準として、自チームが守るゴール側の半分のコートエリアを指す。ディフェンス時には自陣、オフェンス時には相手陣の後方となる。バックコートに関する重要なルールとして「バックコートバイオレーション（8秒ルール）」があり、オフェンス側はボール保持後8秒以内にフロントコートへボールを運ばなければならない（NBAは8秒、FIBAも8秒）。また、一度フロントコートに運んだボールを再びバックコートに戻すと「オーバーアンドバック」の反則となる。バックコートからのロングパス、いわゆる「アウトレットパス」は速攻の起点として重要な戦術要素である。ディフェンスの観点では、フルコートプレスやハーフコートプレスなど、バックコートでのプレッシャーディフェンスが相手のオフェンスリズムを崩す有効な手段となる。また、ポジション名としてもバックコートという用語が使われ、ポイントガードとシューティングガードを合わせて「バックコートコンビ」と呼ぶことがある。