バスケットボール用語辞典

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ポイントガード

ぽいんとがーど

ポイントガード(Point Guard、PG)は、バスケットボールにおける5つのポジションの1つで、主にボール運びとゲームメイクを担う司令塔的な役割を持つ。番号では1番ポジションと呼ばれる。コート上での主な役割は、ボールを安全にフロントコートに運び、チームの攻撃を組み立て、適切なタイミングでパスを出してチームメイトを活かすことである。優れたドリブルスキル、広い視野、高いバスケットボールIQ、正確なパススキルが求められる。また、チーム全体に指示を出すリーダーシップも重要な資質である。NBAの歴史において、マジック・ジョンソンは革新的なポイントガードとして知られ、206cmという長身ながらポイントガードをプレーし、ポジションの概念を変えた。ステフィン・カリーは3ポイントシュートを武器に現代バスケットボールのスタイルを変革した。クリス・ポールは伝統的なパスファーストのポイントガードの代表例である。近年では、スコアリング能力の高い「コンボガード」タイプのポイントガードも増えており、ポジションの役割は多様化している。ディフェンスでは相手のポイントガードをマークし、ボールプレッシャーをかけてチームディフェンスの起点となる。