バスケットボール用語辞典

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ビハインド・ザ・バック

びはいんど・ざ・ばっく

ビハインド・ザ・バック(Behind the Back)とは、背中の後ろを通してボールをドリブルする技術で、方向転換やディフェンスをかわす際に使用される効果的なムーブです。このドリブル技術は、片方の手から背中の後ろを経由して反対側の手にボールを移動させることで、ディフェンダーの逆を突いたり、予測困難な動きを作り出します。ビハインド・ザ・バックの最大の利点は、ボールが完全に体の陰に隠れるため、スティールされるリスクが低く、同時に素早い方向転換が可能なことです。このムーブには、前進しながら行うタイプと、その場でスピンするように使うタイプがあり、状況に応じて使い分けられます。また、パスにも応用され、ビハインド・ザ・バックパスは観客を沸かせるフラッシーなプレイとして知られています。ジェイソン・ウィリアムスやカイリー・アービングなど、優れたハンドリング技術を持つ選手の得意技です。効果的に使用するには、柔軟な手首、正確なボールコントロール、そしてタイミングの見極めが重要です。クロスオーバービトウィーン・ザ・レッグスと組み合わせることで、さらに複雑で読みにくいドリブルムーブを構築できます。