フロントピボット
ふろんとぴぼっと
フロントピボットとは、軸足を中心に前方向に回転するピボット技術である。ディフェンダーに正面を向くように回転することで、シュート、パス、ドライブの選択肢を広げることができる。リバースピボットが防御的な性質を持つのに対し、フロントピボットはより攻撃的で、トリプルスレットの姿勢に移行しやすい。フロントピボットは、キャッチ後の方向転換、ポストアップからのフェイスアップ、ディフェンダーを抜き去るための準備動作など、多様な場面で使用される。この動作の利点は、常に視野が開けており、コート全体の状況を把握しながら次のプレイを選択できることである。フロントピボットを効果的に行うには、軸足をしっかり固定し、もう一方の足を前方に素早くステップし、同時に体の向きを変える。NBAでは、ケビン・デュラントやカーメロ・アンソニーが、フロントピボットからのジャブステップとフェイダウェイシュートを得意としている。また、ガードポジションでは、プレッシャーディフェンスを避けながらパスコースを見つけるためにフロントピボットを使用する。フロントピボットとリバースピボットを組み合わせることで、ディフェンダーを翻弄し、より多くの攻撃オプションを作り出せる。