バスケットボール用語辞典

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ブルーカラーディフェンス

ぶるーからーでぃふぇんす

ブルーカラーディフェンスは、献身的で勤勉な守備姿勢を表す用語で、華やかさはないが、地道で肉体的に激しい守備作業を重視するスタイルを指す。「ブルーカラー(blue collar)」は肉体労働者を意味し、派手なブロックショットスティールよりも、スクリーンアウトチャージングを取る、ルーズボールへの飛び込み、ハードなボックスアウトなど、目立たないが勝利に不可欠な守備タスクを確実に遂行することを重視する。このディフェンススタイルは、個人の身体能力や技術よりも、チームへの献身、粘り強さ、闘志を重んじる。ブルーカラーディフェンダーは、相手選手に身体をぶつけることを厭わず、ファウルトラブルを恐れずに激しく守る。また、リバウンドやルーズボールの争奪戦で勝つことで、追加のポゼッションを生み出し、チームに貢献する。このスタイルは、タレントで劣るチームが強豪チームと対等に戦うための重要な要素となり、チーム文化や精神性を象徴することが多い。