バスケットボール用語辞典

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ポジションレスバスケットボール

ぽじしょんれすばすけっとぼーる

従来の5つのポジション(PG、SG、SF、PF、C)の枠組みにとらわれず、選手の個々のスキルセットを最大限に活用する現代的なバスケットボールのスタイル。身長や体格による固定的な役割分担ではなく、全員がドリブル、パス、シュートリバウンドディフェンスなど多様なスキルを持ち、状況に応じて柔軟に役割を変えることが特徴。NBAではゴールデンステート・ウォリアーズが成功例として知られ、複数のプレイメイカーやスイッチ可能なディフェンダーを揃えることで、攻守両面で高い汎用性を発揮する。この戦術では、スペーシングの確保、速い展開、マッチアップの優位性の追求が重視され、相手ディフェンスの対応を困難にする。現代バスケットボールの進化を象徴する概念として、プロからアマチュアまで幅広く浸透している。