マンツーマンディフェンス
まんつーまんでぃふぇんす
マンツーマンディフェンスは、各ディフェンダーが特定のオフェンスプレイヤーを1対1で守る防御戦術である。この戦術では、各ディフェンダーは自分のマークマンがコートのどこに移動しようとも追いかけて守る責任を持つ。バスケットボールにおける最も基本的な防御形態であり、NBA、FIBA、NCAA、日本のBリーグなど、あらゆるレベルで広く使用されている。マンツーマンディフェンスの主な利点は、各選手の防御責任が明確であること、個人の防御スキルを最大限に活かせること、そしてボールプレッシャーをかけやすいことである。一方で、高度なスクリーンプレイに対して脆弱であり、個人のミスマッチを突かれやすい弱点もある。効果的なマンツーマンディフェンスには、オンボールディフェンス(ボール保持者への守備)、オフボールディフェンス(ボールを持っていない選手への守備)、ヘルプディフェンス(味方の守備を助ける動き)、リカバリー(元の位置に戻る動き)などの要素が含まれる。現代バスケットボールでは、純粋なマンツーマンではなく、状況に応じてスイッチやヘルプを組み合わせた柔軟なマンツーマンディフェンスが主流となっている。