バスケットボール用語辞典

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リバウンドファイト

りばうんどふぁいと

リバウンドファイトとは、シュートが外れた後、オフェンスとディフェンスの選手が激しく競り合いながらリバウンドを奪い合う状況を指す。このプレイは単なる跳躍力の勝負ではなく、ポジショニング、体の使い方、執念、そしてタイミングの総合的な戦いである。リバウンドファイトでは、ボックスアウトで優位なポジションを確保した選手と、それを突破しようとする選手の間で激しい身体接触が発生する。ルールの範囲内で体を使い、相手を押さえ込むことは合法だが、過度なプッシングやホールディングはファウルとなる。NBA史上最高のリバウンドファイターの一人であるデニス・ロッドマンは、2m01cmという身長ながら、卓越したポジショニングと執念深さで、はるかに大きな選手たちからリバウンドを奪い続けた。現代では、ドレイモンド・グリーンやスティーブン・アダムスのように、サイズよりも強さとタフネスでリバウンドファイトを制する選手が評価される。リバウンドファイトは試合の勝敗を左右する重要な要素であり、「ルーズボールに飛び込む姿勢」がチームの勝利への意志を示すとされる。