5アウト
ふぁいぶあうと
5アウトとは、オフェンスの全5人の選手がペリメーター(外側)に配置され、ペイントエリア内に誰もいない状態のオフェンスフォーメーションである。この配置により、コート中央のスペースが完全に空き、ドライブやカットのための広大なドライビングレーンが確保される。5アウトは、現代バスケットボールで人気の高い戦術であり、特にスモールボール戦術と組み合わせて使用される。全ての選手がスリーポイントシュートを打てることが理想的で、ディフェンスを外側に引き延ばすことで、ペイントアタックやドライブが容易になる。また、スペーシングが最大化されるため、1対1の状況を作りやすく、個人技に優れた選手の能力を最大限に活かすことができる。5アウトのデメリットとしては、オフェンスリバウンドが取りにくいこと、インサイドでの物理的な優位性を活かしにくいことが挙げられる。モーションオフェンスやドライブアンドキックの戦術と相性が良い。