TS率
てぃーえすぱーせんと
TS率(トゥルーシューティングパーセンテージ)は、選手のシュート効率を測定する最も包括的な指標の一つで、2ポイントシュート、3ポイントシュート、フリースローのすべてを考慮した真の得点効率を表します。計算式は「得点÷(2×(FGA+0.44×FTA))」で表され、フリースローがシュート試投数に与える影響を適切に調整しています。リーグ平均は通常55~56%程度で、60%を超える選手は非常に効率的なスコアラーとされます。TS率は通常のFG%よりも正確な効率性を示すため、現代のNBA分析では重要視されています。特に3ポイントシュートを多用する現代バスケットボールでは、3ポイントの価値を適切に反映できるTS率が不可欠な指標となっています。高いTS率を維持しながら高得点を記録できる選手は、チームにとって最も価値のあるスコアラーと評価されます。