バスケットボール用語辞典

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フリースロー

ふりーすろー

フリースローは、バスケットボールにおいて、相手チームのファウルによって与えられる無防備な状態でのシュート機会です。フリースローラインと呼ばれる、ゴールから4.6メートル(15フィート)離れた位置から、ディフェンスの妨害なしに15秒以内にシュートを打ちます。ファウルの種類によって1本から3本のフリースローが与えられ、シュート動作中のファウルでは通常2本、スリーポイントライン外でのシュート中のファウルでは3本が与えられます。フリースローは「罰則投げ」とも呼ばれ、試合の勝敗を分ける重要な場面で決定的な役割を果たすことが多く、終盤の接戦では特に重要性が増します。プロ選手でも成功率は個人差が大きく、80%以上を記録する選手もいれば、50%台の選手もいます。シャキール・オニールのような大型センターフリースローを苦手としたことは有名で、相手チームが意図的にファウルする「ハックアシャック」戦術が生まれるきっかけとなりました。正確なフォーム、ルーティン、そしてメンタルの強さが成功の鍵となります。