アウトソール
あうとそーる
アウトソールとは、バスケットシューズの最下部にある、コート表面と直接接触する靴底の部分のことである。アウトソールはシューズの中で最も重要な構成要素の一つであり、トラクション(グリップ力)、耐久性、そしてコート感覚を左右する。バスケットボール用のアウトソールは、通常、耐摩耗性と柔軟性を兼ね備えた高品質なゴム素材で作られている。表面には様々なトレッドパターン(溝のデザイン)が刻まれており、全方向への素早い動きに対応する。代表的なパターンとして、ヘリンボーン(ニシンの骨型)、サークル型、六角形など、各メーカーが独自のデザインを採用している。アウトソールの厚さやパターンの深さは、トラクションと耐久性のバランスを考慮して設計される。屋内コート用のシューズは柔らかく粘着性の高いゴムを使用し、屋外用はより硬く耐摩耗性の高い素材が使われる。アウトソールの一部を透明にして内部のクッショニングシステムを見せるデザインも人気がある。定期的なアウトソールの清掃は、最適なトラクションを維持するために重要である。使用頻度が高いと摩耗するため、適切なタイミングでの買い替えが必要となる。