クォータートラップ

くぉーたーとらっぷ

クォータートラップは、コートの4分の3地点（スリークォーター）付近、つまりバックコートとフロントコートの中間エリアでボールハンドラーに対してダブルチームを仕掛ける守備戦術である。この位置は、ボールハンドラーがバックコートからフロントコートへボールを運ぶ過程で通過する地点であり、まだハーフコートラインを越える前の段階でプレッシャーをかける。クォータートラップの目的は、相手のボール運びを早い段階で妨害し、攻撃の組み立てを困難にすることである。2人のディフェンダーが協力してボールハンドラーを挟み込み、サイドラインとハーフコートラインの間に追い込む。この位置でトラップを仕掛けることで、ボールハンドラーはバックコートバイオレーションのリスクを抱えながらパスやドリブルの判断を迫られる。残りのディフェンダーは、予測されるパスコースをカバーし、スティールを狙う。クォータートラップは、ハーフコートトラップやフルコートプレスと組み合わせて使用されることが多く、相手チームに継続的なプレッシャーを与える戦術的なバリエーションとして機能する。