スリーポイントライン
すりーぽいんとらいん
バスケットボールコート上に引かれた弧状の線で、この線の外側からシュートを成功させると3点が与えられる重要な境界線のこと。NBAでは、コーナー部分で6.75m、トップ部分では7.24mの距離にある。国際バスケットボール連盟(FIBA)の規定では、コーナーで6.75m、トップでも6.75mとやや短く設定されている。スリーポイントラインは1979年にNBAで正式に採用され、バスケットボールの戦術を劇的に変化させた。このラインの導入により、外角からのシュート能力を持つ選手の価値が高まり、スペーシングを重視したモダンバスケットボールの基盤が形成された。シュート時に選手の足がラインに触れている場合は2点シュートと判定され、完全にラインの外側に足がある状態でシュートを放つ必要がある。ただし、空中でジャンプした後の着地位置は得点には影響しない。近年のNBAでは、スリーポイントシュートの試投数が飛躍的に増加し、スリーポイントライン際でのプレーが試合の勝敗を左右する重要な要素となっている。