セルフアリウープ

せるふありうーぷ

セルフアリウープとは、選手が自分自身にパスを出し、そのボールを空中でキャッチしてダンクやレイアップを決めるプレイのことです。通常のアリウープは味方からのパスを受けて行いますが、セルフアリウープは自分でボールをバックボードや空中に投げ、自分で取りに行く一人完結型のプレイです。主な使用場面は、ファストブレイク時に前に誰もいない状況や、ディフェンスをかわす際の予想外の動きとして活用されます。また、バックボードにボールを当てて跳ね返りを利用する方法と、空中に高く投げ上げて自分でキャッチする方法があります。このプレイには、高い跳躍力、優れたタイミング感覚、そしてボールコントロールが必要です。ダンクコンテストでは、よりアクロバティックなセルフアリウープが披露され、観客を魅了します。実戦では、ジョン・ウォールやラッセル・ウェストブルックなどが速攻時に見せる大胆なプレイとして知られています。トラベリングのバイオレーションを避けるため、ボールを投げた後のステップ数や着地のタイミングには注意が必要です。派手で観客を沸かせるプレイである一方、リスクも高いため、状況判断が重要となります。