バスケットボール用語辞典

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アリウープ

ありうーぷ

アリウープは、バスケットボールにおいて最も観客を沸かせるプレーの一つで、パサーがリング付近の空中にボールを投げ上げ、それを味方選手がジャンプしてキャッチし、そのまま空中でダンクまたはシュートを決めるコンビネーションプレーです。このプレーには、パサーとフィニッシャーの間の完璧なタイミングと信頼関係が必要とされます。1970年代にデビッド・トンプソンらによって普及し、1980年代のショータイム・レイカーズ(マジック・ジョンソンとジェームズ・ウォージー)が頻繁に使用したことで全米に知られるようになりました。名前の由来はフランス語の「allez hop(さあ、ジャンプ!)」から来ているとされています。現代では、クリス・ポールとブレイク・グリフィン、レブロン・ジェームズとドウェイン・ウェイドなどのコンビが印象的なアリウープを披露しています。セルフアリウープと呼ばれる、自分でバックボードにボールを投げて自らダンクする技も存在し、高度な身体能力とボールコントロールが要求されます。速攻時やピックアンドロールからのダイブプレーで頻繁に見られ、確実な得点機会となります。