バスケットボール用語辞典

← 用語一覧に戻る

ダブルドリブル

だぶるどりぶる

ダブルドリブルは、バスケットボールにおいて、プレイヤーがドリブルを一度終了した後に再びドリブルを開始する、または両手で同時にボールをドリブルすることで成立するバイオレーションである。正式には「イリーガル・ドリブル」に分類される。このバイオレーションが宣告されると、相手チームのスローインとなる。ダブルドリブルには主に2つのパターンがある。第一に、ドリブルを止めて両手でボールを保持した後、再度ドリブルを開始する行為。第二に、両手を使って同時にボールをドリブルする行為である。ドリブルの終了は、プレイヤーが片手または両手でボールを保持した瞬間、あるいはボールが手の中で静止した瞬間と定義される。ただし、ボールが他のプレイヤーに触れた場合や、シュートやパスの試みの後にボールを再び取得した場合は、新たにドリブルを開始することができる。また、相手のディフレンスによってボールを弾かれた場合も、ドリブルは継続しているとみなされる。ダブルドリブルは、プレッシャーディフェンスを受けた際や、ドリブルの技術が未熟な初心者に多く見られる違反である。熟練したプレイヤーは、ドリブルの開始と終了のタイミングを正確に把握し、この違反を避ける。