バスケットボール用語辞典

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ツーウェイ契約

つーうぇいけいやく

NBAにおいて、選手がNBAチームとGリーグの提携チームの両方でプレーできる特別な契約形式のこと。2017-18シーズンから導入され、各NBAチームは最大3人までのツーウェイ契約選手を保有できる。この契約の選手は、NBAのアクティブロスター(15人枠)には含まれず、シーズン中に柔軟にNBAGリーグを行き来できる。給与はNBAでプレーした日数とGリーグでプレーした日数に応じて按分され、NBAベテランミニマムの約半額が年俸の上限となる。若手選手やドラフト外選手にとって、NBAでのチャンスをつかむための重要な入り口となっている。プレー時間が限られるNBAよりも、Gリーグで多くの出場機会を得て成長できるメリットがある。近年では、ツーウェイ契約からスタンダード契約(通常のNBA契約)に昇格し、主力選手となる事例も増えている。この制度により、チームは追加コストを抑えながら若手選手の育成と評価ができ、選手にとってもNBAへの道が広がっている。