トマホークダンク
とまほーくだんく
トマホークダンクとは、ネイティブアメリカンの戦斧(トマホーク)を振り下ろすような動作で行う、非常にダイナミックなダンクシュートの一種である。選手は高くジャンプし、ボールを頭上高く掲げた状態から、斧を振り下ろすように腕全体を大きく振りかぶってリングに叩き込む。この豪快なフォームは観客を大いに沸かせ、ダンクの中でも特に迫力のあるプレイとして知られる。片手で行うのが一般的だが、両手で行うバリエーションも存在する。身長と跳躍力に恵まれた選手でなければ決めることが難しく、その希少性も相まって、決まった時の興奮は格別である。NBAのダンクコンテストでもしばしば披露され、高得点を獲得するダンクスタイルの一つとなっている。ヴィンス・カーター、ブレイク・グリフィン、ザック・ラビーンなど、歴代のダンカーたちが印象的なトマホークダンクを見せてきた。実戦でも速攻時などに見られることがあり、会場を盛り上げる効果が大きい。